◆鏡メーカーからの依頼の仕様
当案件は、鏡を直接見るのではなく、反射を利用して、見えない箇所を無理な姿勢なく、両手が使用できるようなデザインにし、なおかつ従来品にはないデザインにしてほしいとの依頼でした。
◆競合他社の調査
他社商品は、4面の鏡を手で持つタイプが多く、両手が使えない状態であった。
◆アイデアの発想
当社では、アイデアの発想法を用いて、思い付きではなく、客観的な方法でアイデアを導く方法で、お客様のニーズに応えるようにしています。
この案件では、アナロジー思考を中心に、できるだけ遠くのものを組み合わせることで、画期的なアイデアが発想できると考え、条件を絞り、インターネットや、販売店、専門店などをまわり、調査し資料を集めた。そこから組み合わせを行って、様々な意見を集めアイデアを出していきました。
◆デザイン
アイデアの資料を組み合わせ、クライアントからの条件にクリアできる形状、機能を持たせた製品のデザインを行い、製品が顧客ターゲットに合わせられるように、形状、色彩、使いやすさ、収納などを考慮しさらなるブラッシュアップを行いました。
◆クライアントへの提案
アイデアをわかりやすくするために、この時点でCGを使用しプレゼンを行いました。
イメージしやすい形状、色彩、使用シーンなどを追加し説明を行い、最終的にはクライアントは〇のついたスタンドタイプ(四角い鏡)が斬新で新しいと評価していただき、進める事となりました。
この案は、ホームセンターにある脚立から発想を得たアイデアでした。
◆3DCADによる設計
デザインから設計へデータ製作していきます。
製造工程を考慮して、試作へと連携していきます。
◆金型製作と製品詳細設計
詳細設計は、プラスチック射出成形する際に、必要な様々な問題点を解決した状態で、金型製作へ引き継ぎます。
当社では、金型設計の外部スタッフもおり、きめ細かな部分で問題点を予測ができるため、最良の金型が製造可能です。